今回は映画【ラストマイル】の岡田将生とディーンフジオカの最後のシーンの意味について、ロッカーの数字の暗号も合わせてご紹介します!
※こちらの記事にはネタバレを含みます。
満島ひかりさん主演の映画【ラストマイル】が2024年8月23日~に公開しました。
放送から数年経った今でも根強い人気を誇るTBS系ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』と同じ世界線の映画で、ドラマのキャストも登場するということもありSNSでは大盛り上がりとなっていますね。
実際に映画を観た方の感想を見ても期待以上の作品となっていることがわかります。
私も鑑賞したのですが、映画の面白さはもちろんドラマへの思い入れもありかなり興奮しました…!
しかしちょくちょく見るのが「最後の岡田くんのロッカー前で泣き崩れるシーンや、ディーンフジオカさんのシーンはどういう意味…?」という声です。
そこで今回は、最後の岡田くん・ディーンさんのシーンの意味やロッカーの数字の暗号の意味について考察していきます♪
【ラストマイル】岡田将生・ディーンフジオカの最後の意味は?
映画【ラストマイル】は、ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』と同じ世界観で描かれたシェアード・ユニバース作品です。
各ドラマと同じく野木亜紀子さんが脚本、塚原あゆ子さんが監督を務めキャストの豪華さもあり公開までも最新情報が発表される度に話題になっていましたね。
【ラストマイル】のあらすじは?
━━◥◣ 本 日 公 開 ◢◤━━
映画『#ラストマイル』
━━━━━━━━━━━━━#アンナチュラル×#MIU404 の
世界線が交差する
シェアード・ユニバース・ムービー🎬《最強》チームで贈る
極上のノンストップサスペンスをぜひ劇場で!📦上映劇場https://t.co/JDI9iVUfqs#満島ひかり… pic.twitter.com/LDQobjjHLu
— 映画『ラストマイル』公式【大ヒット上映中】 (@last_mile_movie) August 22, 2024
【ラストマイル】は物流業界を描いたストーリーで、大手ショッピングサイトから発送された荷物がブラックフライデー前夜から度々爆発を起こします。
巨大物流倉庫のセンター長の舟渡エレナ(満島ひかりさん)がチームマネージャーの梨本孔(岡田将生さん)とセンターの稼働率を落とさぬよう事態を収束させようと奔走します。
とにかく“稼働率を落とさない”、”ベルトコンベアを止めない”という呪いのようにもとれる思想が印象的でした。
しかしエレナは羊急便や他の運送会社も巻き込み、ベルトコンベアを止めるといういわば”ストライキ”の決断をします。
その結果労働環境の改善を勝ち取りましたが、増えた報酬は1つの荷物につきたったの20円アップ。
それでも大きな一歩に違いないが、劇的な変化は見られませんでした。
岡田将生・ディーンフジオカの最後のシーンとは?
事件が収束し労働環境の改善を勝ち取ったエレナですが、エレナ自身は退職となりアメリカの上司であるサラに「爆弾はもう1つある」という言葉を言い残します。
そして次のセンター長となる孔に「次はあなた」とロッカーの鍵を渡しました。
そのあとが問題の”岡田将生さん(孔)の最後のシーン”です。
孔は渡された鍵で過去に自殺した山崎が使用していたと思われる例の暗号が書かれたロッカーを開け、その前で苦しそうに一人頭を抱えるのです。
また、ディーンフジオカさん演じる五十嵐は焦った顔でロッカーを見て物流倉庫の3Fから下を見下ろしていました。
ラストマイル
ハラハラする連続爆破事件を通じて、物流問題の裏側が(本当かどうかはわからないけど)垣間見れて考えさせられた
良い感じで終わりそうだったのにラストで(ん?)となってしまった
どういう意味だったのか消化できてない— 電丸 (@LiesandTruth2ji) August 27, 2024
このように最後のシーンの意味がわからず「どういうこと?」となる方も多くみられます。
この少しもやっとする視聴者に考えさせる描写が野木亜紀子さんらしいですよね。
みんなどのように解釈したんだろう?と私も鑑賞後気になりSNSで調べてしまいました。
最後のシーンにはどんな意味がこめられている?
この孔と五十嵐のシーンにはどのような意味が込められているのでしょうか?
岡田将生(孔)の最後のシーンの意味は?
まず孔は前職はブラック企業で働いており、現在の職について2年「ここはホワイトだ」と思いながら働いてきました。
しかし今回の事件を通してこれまで気づいていなかった、もしくは見て見ぬふりしてきた問題に直面しその重さに頭を抱えたのかもしれません。
そしてエレナから渡されたロッカーの鍵は言わば「爆弾」だと考えられます。
その爆弾を使って告発して問題を明るみにするのか、それとも前任者たちと同様に後任に託していくのかエレナの「好きにすれば?」という言葉で重みを感じたのではないでしょうか。
ディーンフジオカ(五十嵐)の最後のシーンの意味は?
終盤、五十嵐は慌てて山崎のロッカーを探し、あの数字の暗号を見ました。
おそらく五十嵐はエレナとの会話や恐らくサラから”もう1つの爆弾”の話を聞き、『山崎の遺書が残されているのではないか』と思いロッカーを探していたのではないでしょうか。
“自殺の証拠”は会社にとって大きな爆弾です。
しかし実際にあったのは遺書ではなくあの数字の暗号。
初めてあの暗号の存在を知りその意味に気づいた五十嵐は”ただ山崎が弱い人間だから自殺した”と思っていた考えが違っていたことに気づき、その衝撃からくる表情だったのではないかと考察します。
ロッカーの数字の暗号の意味とは?
次に考察をご紹介していきますね♪
【ラストマイル】ロッカーの数字の暗号の意味は?
2.7m/s→70kg→0
ロッカーに書かれていたこの数字の暗号。
ベルトコンベアの動くスピード→成人男性の体重→0
つまり秒速2.7mで進むベルトコンベアに体重70kgの自分が落ちれば、ベルトコンベアは止まるということを意味します。
山崎はどうしてもベルトコンベアを止めたかったのですね。
おそらく疲労から正常な判断も難しく、それに加えてブラックフライデーへの恐怖心。
山崎の心身状態を想像すると胸が痛みます…。
しかしベルトコンベアが止まったのはほんの一瞬だけ。
すぐに他の社員に床に降ろされ再びベルトコンベアは動き出しました。
その再稼働したベルトコンベアを頭から血を流しながら横目で見つめる山崎の姿はなんとも切なく痛ましかったですね…。
エレナもセンター長に就任するまで3か月間休職しており、山崎の抱えていた闇を痛いほど想像できたでしょう。
まとめ
今回は映画【ラストマイル】の岡田将生とディーンフジオカの最後のシーンの意味について、ロッカーの数字の暗号も合わせてお伝えしました!